かつてバヒド・ハリルホジッチ率いる日本代表でMF本田圭佑(35)とトップ下でポジション争いを演じたMF久保裕也(27)は、現在メジャーリーグサッカー(MLS)のFCシンシナティに所属しているが、欧州クラブ在籍時からプレースタイルを大きく変えていることがにわかに話題を呼んでいる。
久保裕也は明治安田生命J2リーグの京都サンガでプロキャリアをスタートさせると、2013年にスイス1部の強豪BSCヤングボーイズへ完全移籍。BSCヤングボーイズで4シーズン在籍した後はジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のKAAゲントやブンデスリーガのニュルンベルクでプレーしていた。また、同選手はハリルホジッチ監督のもとでFIFAワールドカップ・ロシア大会のアジア最終予選を戦っていたが、本大会直前に西野朗氏へ監督交代したこともあり、ロシアW杯本大会のメンバーからは落選していた。
同選手には欧州主要リーグでの活躍を期待する声が多く寄せられていたが、昨年1月にMLSのFCシンシナティに移籍したことにより、周囲に驚きをもたらしていた。そんな久保裕也は、今季に入って主戦場をトップ下やセンターフォワードからボランチに転向。ここまでリーグ戦で21試合に先発出場するなど、中盤センターでレギュラーに定着しているという。
また、MLSのデータによると、今季ここまでの久保裕也のタックル成功回数が「42」となっており、全体1位の記録であるとのこと。さらに41度ファウルをするなど、守備面でチームに大きく貢献していることがデータに反映されている。
攻撃面でのクオリティを評価され日本代表に選出された経験を持つ久保裕也だが、アメリカでの大胆なモデルチェンジにより新境地を開いている。
コメントランキング