日本代表MF鎌田大地(25)には、アイントラハト・フランクフルトでの今季ここまで3試合で本来のパフォーマンスを発揮できていないという声が寄せられている。その中、オリバー・グラスナー新監督が同選手について言及した。11日、ドイツ紙『キッカー』が報じている。
鎌田大地は昨夏にフランクフルトと2023年6月までの新契約を締結。昨季は攻撃陣の主力として公式戦30試合に先発出場して5ゴール15アシストをあげていた。また、今夏にはプレミアリーグの複数クラブから関心を寄せられていたが、具体的なオファーは届かず、フランクフルト残留に至っている。
同選手は今季の開幕節・ボルシア・ドルトムント戦で先発出場したものの、ハーフタイムに交代。第2節・アウクスブルク戦でベンチスタートとなっていたが、先月28日に行われた第3節・ビーレフェルト戦で先発メンバーに復帰していた。ただ、指揮官は鎌田大地と同じくトップ下を本職とするモロッコ代表MFアイメン・バルコク(23)を高く評価しており、今後両者の序列が入れ替わる可能性をドイツ国内メディアは指摘している。
その中、グラスナー監督は12日に開催予定の第4節・VfBシュツットガルト戦の前日記者会見で鎌田大地について質問を受けると「(移籍の可能性があったことが)彼が昨季までのようにプレーできていない要因だ。本人も我々もそのような状況は望んでいなかったが、致し方ない。去就が不透明だったことがプレーにも影響している」と同選手の不振の原因を分析している。
U24日本代表の一員として東京五輪男子サッカー競技に出場したMF遠藤航(28)との日本人対決を前に、鎌田大地ははたして先発メンバーに名を連ねるのだろうか。
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