日本代表MF鎌田大地(25)は今夏移籍が噂される中、アイントラハト・フランクフルトに残留した経緯について明かした。9日、ドイツ紙『キッカー』や『フランクフルター・ルンドシャウ』が伝えている。
鎌田大地は昨夏にフランクフルトと2023年6月までの新契約を締結。昨季は攻撃陣の主力として公式戦30試合に先発出場して5ゴール15アシストをあげていた。また、セビージャやトッテナム・ホットスパーが移籍先候補にあがる中、本人は今季のブンデスリーガ開幕直前に、フランクフルトでのプレーに集中していることを明かしていた。
しかし、ドイツ紙『ビルト』は鎌田大地の代理人が数週間前からイギリス国内に滞在しており、プレミアリーグの複数クラブに対して同選手の獲得を提案していると先月末に報道。くわえて、プレミアリーグのとあるクラブが獲得オファーを準備していると伝えていた。
結局、鎌田大地はプレミアリーグのクラブに移籍することなくフランクフルトに残留しているが、『キッカー』の報道によると、選手サイドに他クラブからのコンタクトはあったものの、具体的なオファーが届くことはなかったとのことだ。
そして、鎌田大地本人はドイツメディアの取材に応じた際に「確かに多くのクラブが興味を持ってくれて、多くの議論があったと代理人から説明がありました。ただ、それらの話は具体的なものになりませんでした」
「それにこれらの話の中には、僕にとっての正解がありませんでした。くわえて、コロナ禍であることをふまえると、理想的な(移籍の)タイミングではありませんでした」と残留に至るまでの過程を明かした。
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