明治安田生命J1リーグの浦和レッズは、今月5日に行われたYBCルヴァンカップ・プライムステージ準々決勝2ndレグの川崎フロンターレ戦で3-3の劇的なドローにより、ベスト4進出を決めている。その中、この一戦で途中出場したDF西大伍(34)が対戦相手のサポーターの振る舞いやサッカーに対する見方に対して言及した。
浦和レッズは今月1日に浦和駒場スタジアムで開催された川崎フロンターレとの1stレグを1-1で終えていた。そしてアウェイの等々力陸上競技場で迎えた2ndレグでは、1-3のビハインドから試合終了間際に元デンマークU21代表FWキャスパー・ユンカー(27)と元日本代表DF槙野智章(34)のゴールで追いつき、引き分けで終了。アウェイゴール差で準決勝進出を決めている。
この劇的な試合展開の中で、槙野智章をはじめ多くの浦和レッズの選手たちは喜びを爆発させていた。その中、西大伍は2日後の7日に等々力陸上競技場での出来事を回顧。自身のSNSアカウントに「川崎サポーターのサッカーの見方は、ちょっと成熟してきてるなと思ったな。サポーターの方と選手がお互いを成長させられたら素晴らしいよね。レフェリーに野次をとばしたサポーターを登里(享平)が怒って、ピタッととまった感じ。あれもなんか良かったなー」と投稿している。
また、SNS上での反応に対して「大事なのはチームとサポーターで意識を共有出来るか」と伝えたいことを端的に表現している。
一歩引いて物事を観察し、感じたことをSNSに投稿することで、多くのJリーグファンから注目を集めている西大伍。東京五輪男子サッカー競技におけるU24日本代表の戦いを終えた後にも「選考する側のレベルをもっと上げていかなきゃダメだよなって感じたな、スペイン戦で。誰かのことというより、全体で見てくれている皆さんも含めて」と自身の意見を率直に表現。メディアやサッカーファンの見方が変化することを望んでいる。
コメントランキング