ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のシント=トロイデンVV(STVV)に所属するFW鈴木優磨(25)は、ベルギー国内の強豪アンデルレヒトをはじめこれまで複数クラブのオファーを拒否してきた。その中、移籍市場最終日にEFLチャンピオンシップ(イングランド2部)のノッティンガム・フォレストからの打診も却下していたようだ。31日、『Inside Futbol』が伝えている。
鈴木優磨の去就を巡っては、10以上のクラブから関心を寄せられる中、すでにヘルタ・ベルリンやベルギー国内の強豪アンデルレヒト、クラブ・ブルージュ、スュペル・リグ(トルコ1部)の強豪フェネルバフチェからのオファーを拒否。また、スペインやスコットランドから届いたオファーも受け入れない方針を固めていた。
また、先月にはボローニャへ移籍する可能性が噂されたが、ボローニャはオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチを獲得。これにより、鈴木優磨がボローニャに移籍する可能性は消滅していた。
くわえて、セリエAのカリアリが26日にアルゼンチン代表FWジョバンニ・シメオネ(26)がエラス・ベローナへのレンタル移籍したことを公式発表。シメオネの後釜候補として、鈴木優磨ら複数選手をリストアップしていると伝えられていたが、鈴木優磨とカリアリが合意に至ることはなかった。そして移籍市場最終日になって、東京五輪の日本代表DF板倉滉(24)を擁する2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のシャルケへ移籍する可能性が噂されていた。
その中、STVVは鈴木優磨の売却でノッティンガムとクラブ間合意に達していた模様。しかし、かねてからセリエA移籍を望む選手サイドがこのオファーを拒否したため、取引は破談に終わったとのことだ。
これまで数多くのクラブが興味を示す中、オファーを却下し続けてきた鈴木優磨。自身の去就決定までSTVVで公式戦に出場しない意思をクラブ側に伝えていたが、今回の振る舞いによりクラブ幹部から厳しい目線を向けられるかもしれない。
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