パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表FWキリアン・ムバッペ(22)は、先週からレアル・マドリード移籍の噂が飛び交っている。その中、PSGのマウリシオ・ポチェッティーノ監督が同選手の去就に言及した。29日、フランス紙『レキップ』など複数メディアが伝えている。
ムバッペとPSGの契約期間が来年6月までである中、両者はこれまで契約延長交渉を行ってきた。しかし、選手サイドは今月はじめにかけて、複数回にわたり新契約のオファーを却下。PSG側の契約延長交渉を打ち切る可能性が伝えられいた。
そして先週にレアル・マドリードが移籍金1億6000万ユーロ(約206億円)による同選手の獲得オファーをPSGに提示。しかし、PSGのレオナルドSD(スポーツディレクター)は移籍金額のさらなる上積みがない限りは放出に応じないことを明らかにしている。
その中、ムバッペは通常通りトレーニングを行うと、29日に行われたリーグアン第4節・ランス戦で先発出場。2ゴールをマークして、チームを勝利に導いている。また、ポチェッティーノ監督は試合後のメディアインタビューで同選手の去就に関して質問を受けると、「フットボールの世界は噂に満ちているが、キリアンは我々の選手である。会長やスポーツディレクターも(ムバッペの去就について)明らかにしている。彼は我々とともにいる。この世界で最も重要な選手のひとりだ」とコメント。今夏残留に向かっていることを強調している。
なお、ムバッペは2017年夏にモナコからPSGへ加入。ブラジル代表FWネイマールやアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディ、イタリア代表FWモイーズ・キーンらとともに強力な攻撃陣を形成し、昨季は公式戦47試合に出場し42ゴール11アシストをマーク。また、2018年にはフランス代表の一員としてFIFAワールドカップ・ロシア大会で好パフォーマンスを発揮し優勝に大きく貢献。今夏開催のEURO2020(欧州選手権)にも出場していた。
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