リーグ・アン パリ・サンジェルマン

ムバッペ、PSGと契約延長拒否の理由判明!総額160億円の破格オファーも…

キリアン・ムバッペ 写真提供: Gettyimages

 パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表FWキリアン・ムバッペ(22)は、今夏レアル・マドリード移籍の可能性が取りざたされている。その中、フランス紙『レキップ』は25日、同選手がPSGからの契約延長オファーを拒否した理由について報じている。

 ムバッペとPSGの契約期間が来年6月までである中、両者はこれまで契約延長交渉を行ってきた。しかし、選手サイドは今月はじめにかけて、複数回にわたり新契約のオファーを却下。PSG側の契約延長交渉を打ち切る可能性が伝えられると、今週に入ってレアル・マドリードが移籍金1億6000万ユーロ(約206億円)による同選手の獲得オファーをPSGに提示している。

 そして、PSGのレオナルドSD(スポーツディレクター)はフランス国内のメディアインタビューに応じた際、レアル・マドリードからムバッペの獲得オファーが届いたことを認めた上で、移籍金額のさらなる上積みがない限りは放出に応じないことを明言。フランス紙『ル・パリジャン』はPSGが移籍金額を2億2000万ユーロ(約285億円)に設定したと伝えている。

 その中、『レキップ』はPSGのムバッペに対するオファーが、総額1億2500万ユーロ(約162億円)による5年契約であったと主張。選手サイドが契約期間が長いことを理由にクラブからの打診を拒否したものとみられる。また、PSGは5年契約を拒否された後、3年契約で再度オファーを行っていた模様。しかし、選手サイドの態度に変化はなかったとのことだ。

 なお、ムバッペは2017年夏にモナコからPSGへ加入。ブラジル代表FWネイマールやアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディ、イタリア代表FWモイーズ・キーンらとともに強力な攻撃陣を形成し、昨季は公式戦47試合に出場し42ゴール11アシストをマーク。また、2018年にはフランス代表の一員としてFIFAワールドカップ・ロシア大会で好パフォーマンスを発揮し優勝に大きく貢献。今夏開催のEURO2020(欧州選手権)にも出場していた。