ラ・リーガ アトレティコ・マドリード

アトレティコ、PSGからサウール後釜獲得狙うも…争奪戦は必至か

パブロ・サラビア 写真提供: Gettyimages

 アトレティコ・マドリードはスペイン代表MFサウール・ニゲス(26)の今夏退団が濃厚である中、同選手の後釜としてパリ・サンジェルマンに所属するパブロ・サラビア(29)の獲得に向かうかもしれない。24日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 サウールはアトレティコとの契約を2026年6月まで残しており、現行契約には1億5000万ユーロ(約195億円)にものぼる解除条項が盛り込まれている。しかし、本人は新たな挑戦を望んでいることから移籍を視野に入れている模様。クラブ首脳陣も引き留めには動かず、4000万ユーロ(約52億円)以上のオファーが届けば放出に応じる方針を固めている。

 また、チェルシーは先週からアトレティコとの交渉を行っており、買い取りオプション付きのレンタルによりサウールの獲得に迫っているとのこと。くわえてマンチェスター・ユナイテッドもここにきて同選手に対する関心を強めているという。

 一方でアトレティコはサウールの後釜として、サラビアをリストアップ。サラビアはPSGとの契約を2024年6月まで残しているが、本人は今夏移籍を望んでいる模様。また、PSG首脳陣もレンタルによる同選手の放出を容認するものとみられる。ただ、同選手にはレアル・ソシエダも関心を寄せているほか、セビージャが再獲得にむけてすでにPSGとの交渉を行っており、争奪戦は避けられないようだ。

 なお、サラビアは2019年夏にセビージャからPSGへ完全移籍により加入。しかし、し烈なポジション争いの中、昨季はリーグ戦で13試合の先発出場にとどまったほか、UEFAチャンピオンズリーグでは決勝トーナメントでの全6試合で出番がなかった。そして、今季はここまでリーグ戦2試合で途中出場していたが、20日に行われた第3節・スタッド・ブレスト戦ではベンチ外となっている。