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原大智、STVVへのレンタル移籍決定!鈴木優磨の出場拒否でFW陣に不安も…

原大智 写真提供: Gettyimages

 ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のシント=トロイデンVV(STVV)は23日、ラ・リーガ(スペイン1部)のデポルティーボ・アラベスに所属するFW原大智を1年間のレンタル移籍により獲得したことを公式発表している。

 現在22歳の原大智は、今夏にプルヴァHNL(クロアチア1部)のNKイストラからアラベスへ完全移籍により加入。先月8日にアラベスの入団会見に出席し、プレシーズントレーニングに合流していた。しかし、法的な問題の解決にむけて一時帰国したことにより、レアル・ソシエダ戦をはじめトレーニングマッチ数試合を欠場。先月末にチームへの再合流したものの、ラ・リーガ2021/22シーズン開幕節のレアル・マドリード戦、第2節・マヨルカ戦では出番がなかった。また、アラベスのハビエル・カジェハ監督はマヨルカ戦の前日記者会見で原大智の退団を示唆。その後、複数のベルギーメディアはSTVVの同選手獲得が決定的になったと報じていた。

 一方、STVVはFW鈴木優磨が自身の去就問題に決着がつくまで公式戦での出場を拒否。その中で22日に迎えたジュピラー・プロ・リーグ第5節のコルトレイク戦で0-2と敗れているが、この試合ではベンチにフォワードが不在だった。

 原大智はSTVVへの加入について「STVVに加入することになりました、原大智です。たくさんゴールを決めて、チームを勝たせるFWとなり、この1年で更に成長したストライカーになりたいです」とクラブ公式サイトを通じて意気込みを語っている。

 また、STVVの立石敬之CEO(最高経営責任者)は「この度、スペイン1部デポルティーボ・アラベスからSTVVに期限付き移籍で原選手が新しく仲間に加わることが決まり、嬉しく思います。彼に関しては、以前から良く知っている選手であり、今後、日本を代表するストライカーとして、活躍できる可能性を秘めたタレントです。ここで切磋琢磨し、飛躍していってほしいと期待しています」とコメントを残している。

 なお、STVVは原大智の今後について、労働許可書が発行され次第、チームに合流予定となっていることもあわせて発表している。