元日本代表MF香川真司は、ギリシャ・スーパーリーグ(ギリシャ1部)の強豪PAOKテッサロニキからメジャーリーグサッカー(MLS)への移籍が噂されている。その香川真司の後釜として、元イタリア代表FWセバスティアン・ジョビンコの名前があがっていたが、どうやらジョビンコにもMLS移籍の可能性があるようだ。22日、アメリカメディア『MLS Soccer』が報じている。
現在34歳のジョビンコは、ユベントスからパルマやエンポリへのレンタル移籍をへて2012年にユベントスへ復帰。しかし、ユベントスではレギュラーに定着することなく、2015年にMLSのトロントFCへ完全移籍。2019年1月にはサウジアラビア1部のアル・ヒラルへ加入すると、攻撃陣の主力として移籍1年目にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のタイトルを獲得。ただ、2020/21シーズンはリーグ戦全30試合中16試合の先発出場にとどまり、今年12月まで残していた契約を解消することで今月20日に公式発表されている。
現在フリーの身となっているジョビンコを巡っては、今年2月までアル・ヒラルを率いていたラズヴァン・ルチェスク氏とPAOKで再会することを本人が望んでいると伝えられていた。また、PAOKはアル・ヒラルとの交渉を進めていたが、先月末に突如として交渉を中断。PAOK移籍が破談に終わったと報じられていたが、アル・ヒラル退団後に再びPAOK加入の噂が飛び交っている。
しかし、『MLS Soccer』の報道によると、MLSのコロンバス・クルーがジョビンコの獲得に向かっている模様。クラブ幹部がトロント在籍時から同選手に関心を寄せていたほか、首脳陣と選手サイドがすでに交渉を始めているという。
なお、昨年1月末にPAOKへ加入した香川真司はオランダ国内でのプレシーズントレーニングに参加。先月26日にはエールディビジ(オランダ1部)のフェイエノールトとのトレーニングマッチで先発出場。ただ、PAOKはすでに同選手を今季の構想から外しており、オファーが届き次第放出に応じると伝えられている。
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