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インテル、テュラム獲得へボルシアMGへコンタクトも…

マルクス・テュラム 写真提供: Gettyimages

 インテルはすでにベルギー代表FWロメル・ルカクをチェルシーへ売却し、ローマからボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコを獲得している。その中、ボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)に所属するフランス代表FWマルクス・テュラムの獲得に乗り出しているが、ボルシアMGは同選手の放出を望んでいないようだ。19日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 現在24歳のマルクス・テュラムは、2019年夏にギャンガンからボルシアMGへ完全移籍により加入。移籍1年目からブンデスリーガでいきなり2桁ゴールをあげたが、昨季はブンデスリーガで20試合の先発出場で8ゴール7アシストとやや物足りない結果に終わっていた。また、同選手はひざの負傷により今月9日に行われたDFBポカール(ドイツ国内カップ戦)1回戦・FCカイザースラウテルン戦を欠場。13日に開催のブンデスリーガ2021/22シーズン開幕節・バイエルン・ミュンヘン戦では後半途中から出場していた。

 一方、インテルはコロンビア代表FWドゥバン・サパタの獲得へアタランタに対して移籍金3000万ユーロ(約39億円)+ボーナスという条件でオファーを提示。しかし、アタランタは少なくとも4000万ユーロ(約52億円)を求めていることもあり、これを却下していた。

 そして、ボルフスブルクに所属するオランダ代表FWボウト・ベグホルストへターゲットを切り替えたと伝えられていたが、テュラムの獲得にむけてすでに同選手の代理人を務めるミノ・ライオラ氏にコンタクトをとっているほか、ボルシアMGにも連絡したという。

 しかし、ボルシアMGはテュラムの放出に応じない姿勢を見せているほか、マックス・エーバルSD(スポーツディレクター)はライオラ氏とも良好な関係にあることを強調している。ただ、テュラム本人はUEFAチャンピオンズリーグへの出場を望んでいる模様。ボルシアMGは昨季のブンデスリーガを8位で終えているため、今季は欧州カップ戦に出場しない。

 EURO2020(欧州選手権)のフランス代表メンバーに選出されるなど、確かな成長を遂げているテュラムだが、今夏にステップアップを果たすことはあるのだろうか。