
バルセロナは新型コロナウイルス感染拡大による財政難のため、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシとの新契約締結を断念している。また、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピアニッチやフランス代表DFサミュエル・ユムティティなど複数選手を放出候補に含めている中、フランス代表DFクレマン・ラングレに国外移籍の可能性があるようだ。16日、スペイン国内のテレビ番組『El Chiringuito TV』が伝えている。
現在26歳のラングレは、2018年夏にセビージャからバルセロナへ完全移籍により加入。昨季はラ・リーガで29試合に先発出場したほか、UEFAチャンピオンズリーグでも7試合で先発メンバーに名を連ねていたが、ミスが目立ったこともあり周囲から批判にさらされていた。また、同選手は今月9日に行われたジョアン・ガンペール杯のユベントス戦を欠場していたが、15日開催のラ・リーガ2021/22シーズンの開幕節・レアル・ソシエダ戦では試合終了間際から出場していた。
ただ、ソシエダ戦では新加入のスペイン代表DFエリク・ガルシアが先発出場しており、ラングレはロナルド・クーマン監督のもとで序列が低下している可能性がささやかれている。その中、ローマがラングレの獲得に興味を示している模様。ただ、同選手は昨年10月に2026年6月までの新契約を結んでいるため、買い取りオプション付きの1年レンタルによるオファーを検討しているとのことだ。
なお、ラングレにはエバートンやウェストハム・ユナイテッドからの関心も伝えられていたが、現時点では具体的な動きは見られていない。すでに今シーズンが開幕しているものの、人員整理が一向に進まない現状を前にバルセロナ首脳陣は頭を抱えているかもしれない。
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