
チェルシーはインテルに所属するベルギー代表FWロメル・ルカクの獲得に動いている一方、イングランド代表FWタミー・アブラハムの退団が噂されている。同選手の移籍先候補にはアーセナルやウェストハム・ユナイテッドなどがあたっていたが、どうやら新天地はイギリス国外になるようだ。5日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。
現在23歳のアブラハムはチェルシーの下部組織出身であり、スウォンジーやアストン・ビラにレンタル移籍していた。同選手は2019年夏にチェルシーに復帰すると、2019/20シーズンはプレミアリーグで25試合に先発出場して15ゴールをマーク。しかし2020/21シーズンはプレミアリーグで12試合、UEFAチャンピオンズリーグで3試合の先発出場にとどまっており、トーマス・トゥヘルへの監督交代以降は出場機会が減少していた。
アブラハムはチェルシーとの契約を2023年6月まで残しているが、アーセナルやウェストハム・ユナイテッドなど国内の複数クラブが関心を寄せていた。しかし、チェルシーは数日以内に同選手の取引に関して、アタランタとの交渉を開始する模様。アタランタは4000万ユーロ(約52億円)によるオファーを準備しているという。
ただ、チェルシーはルカクの獲得を決めた後にアブラハムの放出に動く方針を固めているとのこと。さらにアタランタはコロンビア代表FWドゥバン・サパタをインテルへ放出すると伝えられているが、インテルがルカクの代替要員獲得に最大で3500万ユーロ(約45億円)しか費やせないものとみられ、ターゲットをサパタから切り替える可能性が取りざたされている。
チェルシー、アタランタ、インテルの3クラブによりストライカー同士の玉突き移籍が実現する可能性は、インテルの財政状況に左右されるかもしれない。
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