メキシコU24代表を率いるハイメ・ロサノ監督には、日本サッカー協会(JFA)が招へいにむけて関心を寄せているとメキシコ国内メディアが伝えている。その中、同監督は東京五輪男子サッカー競技3位決定戦・U24日本代表戦の前日記者会見において、東京五輪終了後にメキシコU24代表の指揮官を退任することを明かした。5日、アメリカメディア『ESPN』が報じている。
現在42歳のロサノ氏は2013年に現役を退くと、リーガMX(メキシコ1部)に所属するウニベルシダ・ナシオナル(UNAMプーマス)の下部組織で2014年からアシスタントコーチを務めている。そして2017年2月から同年10月までケレタロのトップチームを率いた後、2019年1月にメキシコU24代表監督に就任している。
メキシコU24代表は、東京五輪のグループステージ第2節・日本戦でこそ敗れたものの、フランスと南アフリカに勝利してグループステージを突破。準々決勝では韓国を相手に6-3で勝利したものの、準決勝・ブラジル戦ではPK戦の末に敗れていた。
ロサノ監督は日本代表との再戦を前に「私がこのナショナルチームで指揮を執るのは、この一戦が最後になる。私に関わったすべての人々がここにいるわけではないが、最も重要な人々がここにいる。それが(明日の試合にむけての)モチベーションになっている」とコメント。東京五輪終了後にメキシコU24代表監督を退任することを明言した。
東京五輪後における両国代表の監督人事に注目が集まる中、ロサノ監督は銅メダルをかけた開催国との一戦に特別な思いを抱いて臨むはずだ。
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