
東京五輪のU24日本代表DF板倉滉には、スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)の強豪セルティックやスュペル・リグ(トルコ1部)の強豪ガラタサライなど複数クラブが関心を寄せている。その中、英紙『デイリー・レコード』は1日、同選手の去就に関して続報している。
現在24歳の板倉滉は、エールディビジ(オランダ1部)でのレンタル期間を終えてマンチェスター・シティへ復帰。マンチェスター・シティとの契約は来年6月までとなっているが、2021/22シーズンの構想に含まれておらず、今夏移籍が既定路線となっている。また、今年3月にはフローニンゲンが同選手の引き留めにむけてマンチェスター・シティとの交渉を行っていたが、本人は2021/22シーズンはフローニンゲンでプレーしないことを示唆するコメントを東京五輪開催期間中に残していた。
一方、アンジェ・ポステコグルー監督率いるセルティックは守備陣の再編を急ぐ中、ロシア・プレミアリーグ(ロシア1部)のルビン・カザンからスウェーデン代表DFカール・スターフェルトを完全移籍で獲得している。しかし、セルティックはセンターバックを本職とする選手をもう1名獲得する方針を固めており、現在マンチェスター・シティと板倉滉に関する交渉を行っている。くわえて、先週にはガラタサライも同選手へ関心を寄せているとトルコメディアが報じていた。
去就が不透明である中で東京五輪男子サッカー競技に臨んでいる板倉滉だが、『デイリー・レコード』の報道によると、本人は東京五輪の大会日程終了後に自身の去就に関する決断を下すとのこと。今はあくまでもU24日本代表の一員として、金メダル獲得にむけて集中している。
なお、板倉滉は2019年1月に川崎フロンターレからマンチェスター・シティへ完全移籍するとともに、フローニンゲンへ2020年夏までのレンタル移籍により加入。2019/20シーズンでは公式戦24試合に出場すると、フローニンゲン首脳陣が同選手のパフォーマンスを高く評価。レンタル期間が1年延長された中で臨んだ2020/21シーズンは、リーグ戦全34試合でフル出場。クラブの年間最優秀選手に選出されていた。
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