エイバルからニューカッスル・ユナイテッドに復帰した日本代表FW武藤嘉紀には、ギリシャ移籍の噂がささやかれていた。しかし、明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸へ移籍する可能性を日本国内メディアのみならず、イギリスメディア『Chronicle Live』も1日に報じている。
現在28歳の武藤嘉紀は、昨夏にニューカッスルからラ・リーガのエイバルへ1年レンタルにより加入。2020/21シーズンは15試合の先発出場にとどまったほか、今年3月から1カ月以上にわたりベンチ外となると、シーズン終了後にレンタル期間満了による退団が公式発表され、ニューカッスルに復帰していた。
また、先月はじめの時点では他クラブからオファーが届いていないこともあり、先月6日からプレシーズントレーニングに参加。19日に行われたEFLリーグ2(イングランド4部相当)のハローゲート・タウンとのトレーニングマッチでは、途中出場していた。
武藤嘉紀はニューカッスルとの契約を来年6月まで残す中、先週にギリシャ1部のアリス・テッサロニキへ移籍する可能性が浮上。しかし、アリス・テッサロニキの財政面を踏まえると、完全移籍での獲得が難しいという見方が広まると、ニューカッスルのスティーブ・ブルース監督も同選手のギリシャ移籍報道に懐疑的な見解を示していた。
その中、『Chronicle Live』はニューカッスルが武藤嘉紀に対して、2021/22シーズンの構想から外れていることを伝えた模様。また、明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸が、スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)のセルティックに移籍した日本代表FW古橋亨梧の後釜として武藤嘉紀の獲得に向かっているとのこと。ニューカッスルは同選手の週給54000ポンド(約820万円)の削減を行いたい考えを持っているという。
ヴィッセル神戸から高額年俸を伴うオファーが届いたと伝えている武藤嘉紀。FC東京でプレーした過去をもつ同選手は、6年ぶりとなるJリーグ復帰に向かっているようだ。
コメントランキング