パリ・サンジェルマン(PSG)からローマに復帰したイタリア代表DFアレッサンドロ・フロレンツィは、去就が不透明であると伝えられていたが、今夏ローマ退団が濃厚となっているようだ。30日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じている。
フロレンツィは2010年のトップチーム昇格以降、主力として長らくローマに在籍していたが、パウロ・フォンセカ前監督のもとで出場機会が激減。昨年1月にバレンシアへレンタル移籍すると、昨年9月にはPSGへ買い取りオプションの付いた1年間の期限付き移籍により加入。2020/21シーズンは公式戦32試合に先発出場していた。しかし、PSGは900万ユーロ(約11億3000万円)による買い取りオプションを行使しない方針を固めると、インテルからモロッコ代表DFアクラフ・ハキミを獲得。フロレンツィの退団を公式発表している。
同選手はローマとの契約を2023年6月まで残している。また、ジョゼ・モウリーニョ新監督のもとでのプレシーズントレーニングに合流していたが、コンスタントに出場機会を得られる環境を求めていることから去就が不透明と伝えられていた。
その中、フロレンツィはポルトガル国内でのトレーニングキャンプに参加していないとのこと。現在はローマ市内のクラブ施設での調整を続けていることから、退団に向かっているという見方が広まっているようだ。ただ、現時点では正式なオファーが届いていないという。
なお、ローマはローマはウルバーハンプトン・ワンダラーズのポルトガル代表GKルイ・パトリシオの獲得を発表。アーセナルのスイス代表MFグラニト・ジャカの獲得にも向かっていたが、ジャカはここにきてアーセナルとの契約延長を行う可能性があるとのことだ。
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