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ポーツマス、ユース選手を懲戒処分。チャットでの人種差別発言がバレて…

ポーツマス 写真提供:Gettyimages

 フットボールリーグ1(イングランド実質3部)に所属するポーツマスは7月29日、アカデミーに所属する3選手がプライペートグループチャットの中で人種差別発言をしたとして、彼らを懲戒処分にしたことを明らかにした。

 クラブ公式HPによると、EURO2020(UEFA欧州選手権)の決勝でイングランド代表がPK戦の末イタリア代表に敗北した後、人種差別発言とも取れる会話の内容がソーシャルメディア上で暴露されことを受け、クラブとハンプシャー警察は調査を開始したとのこと。調査の結果、アカデミー所属選手3名を懲戒処分にしたことを発表した。

 クラブはこの件について下記のように声明を出した。

「ポーツマスフットボールクラブはあらゆる差別に対して排除することに全力で取り組んでいます。私たちは多様なコミュニティの一員であり、クラブ内そして周辺環境の両面において、常に平等と包括が実現できる環境づくりに専念しています。私たちはまた、クラブに関わる人々や外部関係者に対し、ソーシャルメディア上での投稿内容についてすべての人を考慮するように訴え続けます」

 日に日に表面化するオンライン上での人種差別発言。より寛容で人種差別のない社会を目指すためにも「正しい、正しくない」の見極めが今まで以上に求められる。