ボルシア・ドルトムントはユベントスに対して、近日中にもトルコ代表DFメリフ・デミラルの獲得オファーを提示するようだ。25日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在23歳のデミラルは、2019年夏にサッスオーロからユベントスへ完全移籍により加入。オランダ代表DFマタイス・デ・リフト、イタリア代表DFレオナルド・ボヌッチ、それにイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニがレギュラーを担う中、2019/20シーズンはわずか8試合の出場にとどまると、2020/21シーズンも数度の負傷離脱を強いられたこともあり、セリエAで10試合の先発出場に終わっていた。
デミラルはユベントスとの契約を2024年6月まで残しているが、本人は出場機会を確保できる可能性の高いクラブへの移籍を望んでいるという。また、ユベントスも2021/22シーズンの構想に同選手を含んでいないことから、放出に踏み切るとみられる。
そして同選手の移籍先候補としては、アタランタが有力視されている。アタランタはユベントスからレンタルで加入していたアルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロが今夏退団に向かっており、ロメロの後釜としてデミラルをリストアップしているとのことだ。
しかし、ここにきてドルトムントもデミラルの獲得に名乗りをあげている模様。ドルトムントはすでに最初のオファーを提示する用意ができている一方、ユベントスは移籍金として3500万ユーロ(約46億円)を求めるようだ。
強靭なフィジカルを武器とするデミラルは、負傷に泣かされて出場機会を得られなかっただけに、所属クラブを変えて再起を図ることになるかもしれない。
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