リバプールは今夏にオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムが契約満了により退団し、パリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍した。そのワイナルドゥムの後釜候補であるスペイン代表MFサウール・ニゲスの獲得にむけて、アトレティコ・マドリードにオファーを提示したようだ。21日、スペイン紙『スポルト』が報じている。
現在26歳のサウールはアトレティコとの契約を2026年6月まで残しており、現行契約には1億5000万ユーロ(約195億円)にものぼる契約解除条項が盛り込まれている。しかし、本人は新たな挑戦を望んでいることから移籍を視野に入れている模様。クラブ首脳陣も引き留めには動かず、4000万ユーロ(約52億円)以上のオファーが届けば放出に応じる方針を固めている。
サウールの去就を巡っては、先月にバイエルン・ミュンヘンが買い取り義務付きの2年レンタルによるオファーを準備しているとドイツメディアが報道。また、ランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンとのトレードによりバルセロナへ移籍するという噂が飛び交っていたが、アトレティコの会長がこれに否定的なコメントを残していた。さらに同選手の代理人がマンチェスター・ユナイテッドとリバプールとコンタクトをとっているとも伝えられている。
その中、リバプールはアトレティコに対してサウール獲得のオファーを提示した模様。内容としては、移籍金4000万ユーロにくわえて、スイス代表MFジェルダン・シャチリの譲渡という条件であるようだ。
また、イギリス国内の一部メディアの報道によると、トレード要員としてシャチリの代わりにイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンが盛り込まれる可能性があるという。ヘンダーソンは直近数シーズンにわたり、リバプールの中心選手として活躍。ただ、現行契約が来年6月までとなっているほか、契約延長交渉に進展が見られないことから退団の噂がささやかれている。
今夏のマーケットにおいて目玉のひとりとなっているサウールだが、果たしてプレミアリーグへの挑戦が実現することはあるのだろうか。
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