バイエルン・ミュンヘンでプレーした過去をもつ元フランス代表FWフランク・リベリーは、先月末に契約満了によりフィオレンティーナを退団している。そのため現在は無所属状態となっているが、すでに複数のクラブから関心を寄せられているようだ。20日、イタリア放送協会(RAI)がこれを伝えている。
現在38歳のリベリーは2019年夏にバイエルン・ミュンヘンを退団し、フリーでフィオレンティーナに加入。セリエA初挑戦となった昨季には足首の負傷により長期離脱を強いられていたが、2020/21シーズンはリーグ戦28試合で先発出場していた。
一方、フィオレンティーナはシーズン終了後にナポリ前指揮官のジェンナーロ・ガットゥーゾを招へい。リベリーはガットゥーゾ氏から残留要請を受けていた。しかし、補強方針を巡って同氏とクラブ首脳陣が対立すると、クラブはガットゥーゾ監督の辞任にあわせて、スペツィアをセリエA残留に導いたビンチェンツォ・イタリアーノの招へいを発表。一転してリベリーは2021/22シーズンの構想から外れたことにより、フィオレンティーナを退団している。
リベリーは以前からイタリア国内でのプレーを望んでいるが、同選手の代理人は『Rai』の取材に対して「リベリーはフィオレンティーナで素晴らしい経験をしたが、彼らは(我々の望みとは)異なる決断を下した。彼には多くのクラブが関心を寄せている。だが、セリエAのプレーを続けたいと本人が私に伝えてきた。彼はイタリアのことが本当に気に入っている」とコメント。獲得の乗り出しているクラブの名前の言及は避けている。
バイエルンで数多くのタイトルを獲得した実績を持つリベリーだが、どのクラブが選手サイドにコンタクトをとっているのか気になるところだ。
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