明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区のグループステージ突破を決めているが、シーズン後半戦に臨むにあたり、レヴィー・クルピ監督を続投させる方針を固めたようだ。
セレッソ大阪は昨季までチームを率いていたミゲル・アンヘル・ロティーナ氏の後任として、クルピ氏を再招へい。J1リーグ開幕当初は順調に勝ち点を積み重ねていたが、5月に行われたリーグ戦6試合で3分3敗に終わっていた。また、周囲からは過密日程の中でクルピ監督がターンオーバーに消極的な姿勢を見せていたことが、負傷者の続出につながっているという声が上がっている。
しかし、セレッソ大阪は先月9日に行われた天皇杯2回戦・ガイナーレ鳥取戦で2-0と勝利。そして先月下旬からタイ国内で集中開催されたACL東地区のグループステージを4勝2分、勝ち点14の1位という結果で終えており、ノックアウトステージ進出を決めている。
その中、森島寛代表取締役社長は10日にクラブ公式YouTubeチャンネルでチームを取り巻く現状を説明。その中で「結果は18試合を終えて12位となっている中、皆様から様々なご意見を頂いている。監督はベストメンバーを選んで試合を行っている。よりチームが成熟して、戦術面で改善できるとクラブは判断している。ACLで若い選手の出場機会もあった。この1カ月間でチームがより攻撃的に向かうための意識を確認して、ACLの次のステージに行けるという結果につながった中で、7月17日のこけら落としに向けて準備できると思っている。現行の体制でクラブとしてはベストを尽くして戦いたい」とクルピ体制の継続を明言している。
セレッソ大阪は7月17日にヨドコウ桜スタジアムでヴィッセル神戸を迎え撃つ。リーグ戦での成績は当初の目標を下回るものではあるが、ACLでの戦いを通じてつかんだ手ごたえをきっかけに巻き返しを図りたいところだ。
コメントランキング