バルセロナの左サイドバックはDFジョルディ・アルバがレギュラーを張り続けているが、左サイドバックを本職とする同選手のバックアッパーがトップチームにいないことが2021/22シーズンに臨む上で不安材料となるかもしれない。8日、スペイン紙『スポルト』が報じている。
ジョルディ・アルバは直近数シーズンにわたり、絶対的なレギュラーとしてUEFAチャンピオンズリーグやラ・リーガのタイトル獲得に貢献。2020/21シーズンもラ・リーガで34試合、UEFAチャンピオンズリーグで6試合に先発出場している。
また、スペイン代表の一員としてEURO2020に臨んでおり、グループステージ全3試合でフル出場。決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦では途中からピッチに立っていたが、準々決勝のスイス戦、そして準決勝のイタリア戦ではいずれもPK戦までもつれる中でフル出場していた。
一方、バルセロナは左サイドバックを本職とするDFジュニオル・フィルポをリーズ・ユナイテッドへ放出。また、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシの契約延長へ巨額の資金を要することもあり、サイドバックでの新戦力獲得にむかう余裕はないという見方が広まっている。
その中、『スポルト』はジョルディ・アルバのバックアッパーが不在であることを指摘。スペイン代表DFセルジ・ロベルトやアメリカ代表DFセルジーノ・デスト、そしてレアル・ベティスから獲得したDFエメルソンのいずれかをジョルディ・アルバの離脱時に一時的にコンバートさせる可能性があると主張している。
これにくわえて、現在バルセロナのBチームに在籍する17歳のDFアレハンドロ・バルデを起用するという解決策も考えられるという。ただ、アレハンドロ・バルデはこれまでのキャリアでトップチームでの公式戦出場がない。
EURO2020での激戦を終えたジョルディ・アルバの疲労蓄積が心配される中、バルセロナは新たな問題に直面している。
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