リバプールはアトレティコ・マドリードのスペイン代表MFサウール・ニゲスを巡る争奪戦でリードしているかもしれない。8日、スペイン紙『アス』が報じている。
現在26歳のサウールは2013年にアトレティコ・マドリードの下部組織からトップチーム昇格を果たすと、中盤の主力として2017/18シーズンにUEFAヨーロッパリーグ制覇に大きく貢献。しかし、2020/21シーズンはラ・リーガで22試合の先発出場にとどまるなど、スペイン代表MFマルコス・ジョレンテやMFコケらとのポジション争いで後れをとったままシーズンを終了。くわえてEURO2020本大会のスペイン代表から落選していた。
サウールはアトレティコ・マドリードとの契約を2026年6月まで残しており、現行契約には1億5000万ユーロ(約195億円)にものぼる契約解除条項が盛り込まれている。しかし、サウール本人は新たな挑戦を望んでいることから、アトレティコ退団へ傾いていると伝えられている。
同選手にはバイエルン・ミュンヘンが買い取り義務付きの2年レンタルによるオファーを準備していると先月はじめに報じられていた。また、マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーも動向を注視しているが、現時点ではリバプールが獲得レースで優位に立っているようだ。
一方、アトレティコはサウールの後釜として、ウディネーゼのアルゼンチン代表MFロドリゴ・デ・パウルの獲得をほぼ確実にしている。また、サウールについては4000万ユーロ(約52億円)以上のオファーが届けば放出に応じるとのことだ。
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