明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズはブラジル人FWサウロ・ミネイロの獲得に迫っているが、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のセアラーSCにに対して提示したオファーの内容が明らかになっているようだ。7日、ブラジルメディア『BOLA VIP』が報じている。
現在24歳のサウロ・ミネイロはセアラーSCとの契約を2022年12月まで残しているが、鹿島アントラーズがセアラーSCで受け取っている金額の4倍にも及ぶ年俸を提示。選手サイドもこれを受け入れており、個人合意に達しているものとみられる。
また、鹿島アントラーズは現在セアラーSC首脳陣との交渉を継続しているが、どうやらブラジル人FWエヴェラウドを交渉材料に盛り込んでいる模様。サウロ・ミネイロ獲得へ移籍金400万レアル(約8500万円)にくわえてエヴェラウドのレンタルによる譲渡という条件でオファーを提示しているようだ。
現在29歳のエヴェラウドは昨季終了後に中国移籍の噂が飛び交ったものの、鹿島アントラーズと2022年1月までの新契約を締結。代理人が先日、契約内容に500万ドル(約5億4000万円)の契約解除条項が盛り込まれていることを明かしている。
また、同選手はカルロス・ザーゴ前監督のもとではリーグ戦ほぼ全試合で先発メンバーに名を連ねていたが、相馬直樹監督の就任以降は新型コロナウイルス陽性の影響もあり、しばらく出場機会がない状況となっていた。それでも先月上旬にYBCルヴァンカップ・プレーオフステージの清水エスパルス戦で2試合ともにフル出場。くわえて、インターナショナルマッチウィークによる中断期間明けの先月20日に行われたJ1リーグ第18節・ベガルタ仙台からリーグ戦3試合連続で先発出場している。
なお、サウロ・ミネイロは昨年9月にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエC(ブラジル3部)のボルタ・レドンダからセアラーSCへ完全移籍により加入。移籍当初はベンチ外となることが多かったが、昨年11月以降は試合途中からピッチに立つ機会が増えていた。そして今季はここまでのリーグ戦全9試合で出場。うち8試合では先発メンバーに名を連ねており、2ゴール1アシストをマークしているが、7日に開催されるセリエA第10節・フルミネンセ戦でメンバー外となっている。
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