サッカーだけなく様々なビジネスを行う理由
ー他にも酒ガチャ、農業など色んなビジネスに挑戦していますが、その理由は?
藤田氏:理由は新しいことや仕組みを作ることが好きだからです。他の人が既にやっていることには正直、全く興味がありません。まだ他の人のことがやったことがなくて、面白いなと思ったことに挑戦しています。ガチャ(カプセルトイ)でフィギュアやおもちゃを買う感覚でワンコインでお酒が買える「酒ガチャ」もその1つです。成功したらとことん突き止めてやっていけばいいし、失敗すれば金銭面などで大変なこともありますが、たった1回の人生なので「楽しいことをしたい」というのが自分の考えです。
ーJリーガーは引退後のセカンドキャリアで苦労する選手も多くいます。引退後のために大切だと思うことは何でしょうか?
藤田氏:やはり、しっかりとしたビジョンを持っておくことが大切だと思います。「自分がこうなりたい」というビジョンがないとなりたい自分には当然なれないですよね。サッカー選手は子供のころからサッカーしかやってきていないため、ビジョンがないと引退後に苦労するのは当たり前だと思います。サッカーのコーチになることはできると思いますが、そのうち自分でサッカースクールを立ち上げらるのは1割くらいです。さらに立ち上げはできてもビジネスのことは何も知らないので集客面で苦労することも予想できます。
自分は22歳で引退し時間もあったため、本当にラッキーだったと思います。自分が思っているのは現役の時からサッカーのことだけを考えていてはいけないと思います。特にJ2やJ3の選手はそうですが、引退した後にどうしたいのか?自分のビジョンを持ってほしいですね。
ーどのようなことをすれば明確なビジョンを持つことができると思いますか?
藤田氏:ビジョンを持つために必要なことは2つあります。まず1つは成功している人のマネをすること。真似をすることでその人自身にはなれないですが、その人に近づくことはできると思っています。もう1つは自分の好きなことをとことん突き詰めていって楽しいと思えることをするべきだと思います。それがサラリーマンならサラリーマンで良いと思います。もちろんどんな仕事をするのかで全然違いますが、自分がしていて楽しい、幸せだと思えることをするべきですよね。
貴重なお話をありがとうございました!
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