東京五輪に臨むフランス代表メンバーのFWフロリアン・トバンは、リーグアンのオリンピック・マルセイユを契約満了により退団して、リーガMX(メキシコ1部)のUANLティグレスへ加入しているが、欧州圏内のクラブからのオファーを受け入れなかった理由をメキシコ国内のテレビ番組『Multimedios Deportes』に出演した際に明かした。
現在28歳のトバンは、2017年夏にニューカッスル・ユナイテッドからマルセイユにへ完全移籍により加入。主力に定着すると、2020/21シーズンも公式戦40試合に先発出場し8ゴール10アシストをあげるなど、本来のパフォーマンスを発揮していた。一方、同選手にはミランがオファーを提示したものの、選手サイドが年俸400万ユーロ(約5億1000万円)を要求。その中、ティグレスが年俸500万ユーロ(約6億5000万円)で獲得を打診したため、メキシコ移籍に至ったと伝えられている。
しかし、トバン本人はティグレス加入の経緯について「1月に(ミランの幹部を務める)パオロ・マルディーニからオファーが届いたけど、リヨンやアトレティコ・マドリードからも連絡が来ていた。マルセイユからも契約延長のオファーを受けていたけど、結局ティグレスへ加入したよ」
「お金について話したくないね。金額面の理由でメキシコにいるのではない。フランスやイタリア、スペインから多額の(年俸による)オファーが届いていた。お金のためにプレーするならば、中国やサウジアラビアに移籍していただろうね」と語っている。
年俸をはじめとする条件面での比較により、新天地をメキシコに選んだわけではないと主張したトバン。今後のフットボールキャリアを思い描く中で、欧州圏外でのプレーを視野に入れていたのだろう。
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