ローマはウルバーハンプトン・ワンダラーズに所属するポルトガル代表GKルイ・パトリシオの獲得をほぼ確実にしたようだ。24日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じている。
ローマはパウロ・フォンセカ前監督の後任として、今年3月までトッテナム・ホットスパーを率いていたジョゼ・モウリーニョ氏を招へい。新指揮官が今季正守護神を務めていたGKパウ・ロペスのパフォーマンスに満足していない中、ゴールキーパーの新戦力候補としてポルトガル代表で実績豊富なルイ・パトリシオにターゲットを定めていた。
ローマは今月中旬に選手サイドと3年契約を結ぶことで合意。また、ウルバーハンプトンとの交渉も進めていたが、ウルバーハンプトンは移籍金として1200万ユーロ(約15億9000万円)を求めていた。
これにより、ローマ首脳陣がルイ・パトリシオの年齢が30代中盤であることや、ウルバーハンプトンとの契約期間が来年6月までであることを踏まえて、アタランタのイタリア代表GKピエルルイジ・ゴッリーニや、ウディネーゼのアルゼンチン人GKフアン・ムッソにターゲットを切り替える可能性があると伝えられていた。
しかし、両クラブは600万ユーロ(約7億9000万円)+ボーナスという条件で合意に達した模様。ウルバーハンプトンの要求額の半値で決着する形となっている。
なお、ルイ・パトリシオは2018年夏にスポルティングCPからウルバーハンプトンへ完全移籍により加入。今季はプレミアリーグで第37節・エバートン戦を除いたすべての試合でゴールマウスを守っている。そして現在はポルトガル代表の一員としてEURO2020に臨んでおり、グループステージ全試合で先発出場。チームを決勝トーナメント進出へと導いている。
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