元横浜F・マリノスのアンジェ・ポステコグルー監督が現在率いるセルティックへの移籍が噂されている川崎フロンターレ所属日本代表MF田中碧。6月21日、英メディア『Football Fan Cast』は、セルティックにとっての同選手の必要性を具体的に伝えた。
川崎は20日、今夏海外移籍を前提とした調整に入ったことで田中がチームを離脱したと公式発表。現在移籍先の第一候補にあがるのは、2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)デュッセルドルのようだ。しかし、英紙『デイリー・レコード』はスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)のセルティックへ移籍する可能性があると報じており、『Football Fan Cast』はセルティックが田中を獲得する重要性について下記のように加えた。
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「ポステコグルー氏が指揮官になったことで、マシュー・ライアン(現アーセナル)とアーロン・ムーイ(現上海ポート)のようなオーストラリアのスター選手がセルティックへ移籍する噂が広まっている中、才能溢れる若手日本人選手がやってくる可能性もある。最初に噂となった日本人選手はポステコグルー氏が横浜FMで指導したオナイウ阿道だが、川崎MF田中碧もその1人だと言われている」
「もし田中の移籍先がセルティックに決まれば、それはとても賢明な獲得となるだろう。田中は、セルティックが現在クオリティを欠くポジション(センターハーフ)でプレーしている。スコット・ブラウン(2007年から同クラブを支えていたMF)がアバディーンからのオファーを引き受け、オリヴィエ・エンチャム(オリンピック・マルセイユにレンタル)の退団も時間の問題だという。中盤の穴を埋めるためにリアム・ショー(元シェフィールド・ウェンズデイ)を獲得するも、経験の面では同ポジションでの選択肢がまだ少なすぎる。これからの中盤を担当するのはイスマイラ・ソロだろうが、田中の加入が実現すれば素晴らしいデュオが誕生するはずだ」
「UEFAのAライセンスを持つコーチ、スティービー・グリーブ氏(ダンディー・ユナイテッド分析担当)によると、田中の数字は目を引くものだ。22歳の田中は、ボール所有権取り戻し(試合平均5.1回)やタックル率(試合平均4.1回)などに優れ、計り知れない守備能力を示している。キーパス率(試合平均1.4回)も高く、攻撃にも専念できる」
「横浜FMと川崎の一戦(2月26日、2-0で川崎の勝利)でも1アシストを挙げた田中。4回のインターセプト、2回のチャンスメイク、86%のパス成功率で、MFとしての理想的なパフォーマンスを見せた。それを目の当たりにし、彼に何ができるかをすでに理解しているポステコグルー監督は、この夏セルティックに誘い込むべきだろう。経済面でも同クラブによって良い取引になるはずだ」
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