明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレに所属する日本代表MF田中碧は、今夏移籍を前提とした調整に入ったことによりチームを離脱している。その中、イギリス紙『デイリー・レコルド』は同選手にスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)のセルティックへ移籍する可能性があると20日に報じている。
現在22歳の田中碧は川崎フロンターレの下部組織で頭角を現すと、2017年にトップチームへ昇格。2018シーズンまでは出場機会が限られていたが、2019シーズンは日本代表MF大島僚太の負傷離脱もあり、J1リーグで24試合に出場。そして昨季は中盤センターの主力としてリーグ戦31試合でピッチに立ち、リーグ優勝や天皇杯制覇に大きく貢献していた。
田中碧は今季もここまで公式戦19試合に先発出場していたが、ウズベキスタン国内でのAFCチャンピオンズリーグ・グループステージ集中開催を前にチームから離脱している。また、同選手は2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のデュッセルドルフへ買い取りオプションが付帯された1年レンタルにより加入するという報道が飛び交っていた。
一方、セルティックは昨季までプレミアシップ9連覇、スコティッシュカップ4連覇を果たしていたが、今季はかつてリバプールでプレーしていたスティーブン・ジェラード氏が率いるレンジャーズにリーグタイトルを明け渡していた。また、今季途中まで横浜F・マリノスを率いていたアンジェ・ポステコグルーの招へいを今月10日に公式発表。現地メディアはセルティックがJリーグで成長著しい田中碧に関心を寄せていると伝えている。
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