パリ・サンジェルマン(PSG)とチェルシーはインテルに所属するモロッコ代表DFアクラフ・ハキミの争奪戦を繰り広げているが、インテルは要求額の引き下げを行ったようだ。20日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
ハキミはインテルとの契約期間を2025年6月まで残している。しかし、インテルは新型コロナウイルス感染拡大の影響により財政面で問題を抱えており、今夏のマーケットで同選手をはじめ複数の主力選手放出の方針を固めている。また、今月はじめにはハキミとPSG首脳陣が5年契約を結ぶことで合意に至ったとフランスメディア『フットメルカート』が報じていた。
PSGはインテルに対して移籍金6000万ユーロ(約80億円)でオファーを提示。しかし、インテルは当初、8000万ユーロ(約106億円)を求めていたため、これを却下。これを受けて、PSGは移籍金額を6500万ユーロ(約86億円)まで上乗せして再度ハキミの獲得を打診したと伝えられている。
一方、チェルシーは移籍金6000万ユーロにくわえて、スペイン人DFマルコス・アロンソを交渉材料に盛り込むという条件でオファーを提示しているようだ。
その中、インテルは移籍金の要求額を8000万ユーロから7000万ユーロ(約92億円)まで引き下げた模様。かわりに、選手を交渉材料に盛り込んだオファーを受け付けない方針を固めたものとみられる。これにより、周囲ではPSGがチェルシーとの獲得レースで優位に立っているという見方が広まっているようだ。
インテルによる今回の方針転換により、今後チェルシーがどのような動きを見せるのか注目が集まる。
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