ユベントスはサッスオーロに対してイタリア代表MFマヌエル・ロカテッリの獲得オファーを用意しているようだ。18日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
現在23歳のロカテッリは2019年夏にミランからサッスオーロへ完全移籍により加入。今季は中盤センターに必要不可欠な戦力としてリーグ戦32試合に先発出場しており、ロベルト・デ・ゼルビ前監督から信頼を寄せられていた。一方、同選手はサッスオーロとの契約期間が2023年6月までとなる中、バルセロナやアーセナルなど複数クラブから関心を寄せられている。また、ボルシア・ドルトムントも先週末からサッスオーロとの交渉を行っており、サッスオーロが求める移籍金4000万ユーロ（約53億円）を用意する構えを見せている。
一方、ユベントスは直近数カ月間にわたりクラブ間交渉を続けており、オファー額を2500万ユーロ（約33億円）から3000万ユーロ（約40億円）に引き上げた模様。くわえて、ユベントスは若手選手1名を交渉材料に盛り込む姿勢を見せており、DFラドゥ・ドラグーシンや今季ジェノアへレンタル移籍により加入していたMFニコロ・ロベッラなどが候補に挙がっている。
ただ、ロカテッリはイタリア代表の一員としてEURO2020に出場しており、この大舞台でのパフォーマンス次第では、市場価値が6000万ユーロ（約78億円）まで上昇する可能性があるようだ。
イタリア国外の複数クラブが関心を強める中、今後の展開次第ではユベントスはロカテッリの獲得レースで劣勢に立たされるかもしれない。
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