明治安田生命J1リーグに所属するヴィッセル神戸は、6月16日の天皇杯JFA第101回全日本サッカー選手権2回戦、本拠地とするノエビアスタジアム神戸でJFLに所属する鈴鹿ポイントゲッターズと対戦し4-0で快勝した。試合後、チームの主将である元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは自身の公式Twitterで相手チームとユニフォームを交換したことを公開。イニエスタはこの日、過密日程のために休養を与えられてベンチからも外れていたのだが、いったい何が起きていたのか?
イニエスタがユニフォームを交換したのは鈴鹿の指揮官であるミラグロス・マルティネス監督。2人は同じスペインのカスティーリャ=ラ・マンチャ州の出身であり、地元クラブのアルバセテ・バロンピエの出身でもある。年齢もイニエスタが1つ年上という同世代で、試合前日にはオンライン対談も実現。この日は再会を楽しんだようだ。
尚、この試合はラ・リーガ公式やスペイン大使館などのアカウントでも取り上げられるほど大きな注目を集めていた。試合映像は鈴鹿の公式YouTubeチャンネルで配信されたが、瞬間最大視聴者数は1万7千人を越え、再生回数は現在24万回に及ぶ勢い。日本だけでなくスペイン全土でも大盛況だったようだ。
遠い異国である日本で実現したおとぎ話のような対戦は、目の前の試合が世界とつながっている証明でもあるフットボールの本質的な美しさを表現していた。ちなみに鈴鹿を率いるミラ監督は、日本の男子サッカー全国リーグ史上初の女性監督でもあり、来季はJ3昇格の可能性もある。
当メディアでは、そんな「Jリーグ史上初の女性監督」への道を進む、ミラ監督を独占取材。気になるサッカーファンは下記のインタビューをチェックしよう!
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