サンプドリアに所属する日本代表DF吉田麻也はフィオレンティーナやカリアリへ移籍する噂が飛び交っているが、ここにきてカタール1部へ移籍する可能性が浮上しているようだ。11日、イタリア・ジェノヴァの地元紙『Il Secolo XIX』が報じている。
現在32歳の吉田麻也は、昨年1月にサウサンプトンからサンプドリアへレンタルにより加入。クラウディオ・ラニエリ前監督から信頼を勝ちとると、買い取りオプション行使により昨夏に完全移籍で加わっている。今季はセリエAで25試合に先発出場するなど、守備陣の中心選手として本来のパフォーマンスを発揮していたが、今季終了後にラニエリ監督の退任が発表されている。
吉田麻也は今年1月にサンプドリアと来年6月までの新契約を結んでいる。ただ、同選手の去就を巡っては、フィオレンティーナがアルゼンチン代表DFヘルマン・ペッセージャとセルビア代表DFニコラ・ミレンコビッチの退団時に備えてリストアップしていると伝えられている。
くわえて、サンプドリアはカリアリのアルゼンチン人FWジョバンニ・シメオネの獲得を目指しており、今週に吉田麻也やチェコ代表MFヤクブ・ヤンクトと盛り込むという条件でオファーを提示したものとみられる。
『Il Secolo XIX』はサンプドリアにはすでに複数クラブから吉田麻也の獲得オファーが届いていると報道。そしてカタール1部のアル・ドゥハイルがモロッコ代表DFメディ・ベナティアの後釜として、吉田麻也に高額年俸を伴う3年契約でオファーを提示したようだ。
なお、アル・ドゥハイルには柏レイソルの一員として昨季の明治安田生命J1リーグの得点王とMVPのタイトルを獲得したケニア代表FWマイケル・オルンガが在籍している。Jリーグファンに多くの衝撃をもたらしたオルンガと、今も日本代表の守備陣をけん引する吉田麻也が中東で共闘することはあるのだろうか。
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