バイエルン・ミュンヘンのフランス代表FWキングスレイ・コマンは、クラブとの契約延長交渉が難航していることにより、今夏退団の可能性があるようだ。10日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
現在24歳のコマンは、2017年夏にユベントスからバイエルンへ完全移籍により加入。し烈なポジション争いの中、移籍1年目からコンスタントな出場機会を得ると、昨季はブンデスリーガ、DFBポカール(ドイツ国内カップ戦)、UEFAチャンピオンズリーグの3冠達成に貢献。そして今季も公式戦39試合に出場し、8ゴール15アシストをマーク。ブンデスリーガ9連覇を成し遂げていた。
コマンはバイエルンとの契約を2023年6月まで残す中、今冬からクラブ首脳陣と契約延長にむけた交渉を行ってきた。しかし、選手サイドは税込みで年俸2000万ユーロ(約27億円)を要求。クラブ首脳陣は現在の2倍以上にもおよぶ金額を支払う意思がなく、交渉を中断。これにより、周囲ではバイエルンが今夏に同選手を放出するという見方が広まっている。
なお、コマンにはマンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティなど複数クラブが関心を寄せている。パリ・サンジェルマンやユベントスでタイトルを獲得した経験を持つコマンは、年俸面でクラブとの間に問題を抱えたことにより、再び決断を迫られているようだ。
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