明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスを率いるアンジェ・ポステコグルーは、来週にもスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)の強豪セルティック指揮官に就任する見通しとなっているようだ。31日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。
セルティックは昨季までプレミアシップ9連覇、スコティッシュカップ4連覇を果たしていたが、今季はかつてリバプールでプレーしていたスティーブン・ジェラード氏が率いるレンジャーズにリーグタイトルを明け渡していた。また、セルティックは今年2月にニール・レノン監督が辞任。現在37歳のジョン・ケネディ氏が暫定的に指揮を執っていた。
セルティック首脳陣は昨夏までプレミアリーグのボーンマスを率いていたエディ・ハウ氏の招へいに向かっていたが、交渉が決裂したと先週末に公式発表。現在はポステゴグルーとの交渉を進めているが、来週なかばまでに合意を取り付けることを望んでいるようだ。
ポステゴグルーはオーストラリア代表監督としてFIFAワールドカップ・ロシア大会の大陸間プレーオフを勝ち抜いた後、横浜F・マリノスの指揮官に就任。Jリーグでの1年目こそ残留争いに巻き込まれて12位に終わったものの、2019シーズンにJ1リーグを優勝。今季もここまでリーグ戦15試合を終えて勝ち点31を獲得しており、名古屋グランパスやサガン鳥栖など複数クラブとの上位争いを繰り広げている。
なお、ポステゴグルー監督は5月30日に開催されたJ1リーグ第17節・清水エスパルス戦後のメディアインタビューで、セルティック行きの可能性について明言を避けていた。直近数シーズンのJリーグ界では異例とも言えるシーズン途中での指揮官引き抜きに、多くのファンから驚きの声が上がっている。
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