レアル・マドリードのスペイン人FWルーカス・バスケスは、今年6月に契約満了を迎える中、自身の去就について言及した。28日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
ルーカス・バスケスはレアル・マドリードの下部組織出身であり、一度エスパニョールへ完全移籍により加入したものの、2015年夏にレアル・マドリードに復帰。バックアッパーという立場でありながらもこれまでUEFAチャンピオンズリーグ3連覇をはじめ多くのタイトル獲得を成し遂げている。また、同選手は今季ここまで公式戦30試合に先発メンバーに名を連ねている一方で右サイドバックとして出場する機会が増加。しかし、先月10日に行われたバルセロナとのクラシコで負傷したことにより一足早くシーズンを終えていた。
同選手はレアル・マドリードとの現行契約が今年6月で満了を迎えるが、先月下旬にクラブ首脳陣が新契約のオファーにおける年俸額を選手サイドが要求していた500万ユーロ(約6億3000万円)まで引き上げることを決断したことにより、今夏残留の可能性が高まったという見方が広まっている。
また、今月はじめには右サイドバックの選手層強化を目指すアトレティコ・マドリードから関心を寄せられていたが、ルーカス・バスケス本人が断っていたことが明らかになっているが、ここにきてミランやバイエルン移籍の噂が飛び交っている。
その中、ルーカス・バスケス本人はスペイン国内のメディアインタビューで「僕は落ち着いているし、世界で最も素晴らしいクラブにいる。どうなるのか様子を見よう。もうすぐ分かるだろう。レアル・マドリードのファンから多くの愛情を受け取っているし、僕にとって嬉しいことだね」とコメントを残している。
かねてからメディアを通じてレアル・マドリードへの愛着心を表現しているルーカス・バスケスだが、本人は自身の去就についてすでに何らかの決断を下しているかもしれない。
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