Jリーグ 松本山雅

松本GK村山智彦、栃木SC戦後のコメントで謝罪「言葉足らずな表現があり…」

村山智彦 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J2リーグの松本山雅に所属するGK村山智彦は25日、自身のSNSアカウントを通じてJ2リーグ第15節・栃木SC戦後に発したコメントについて謝罪している。

 栃木SC対松本山雅の一戦では、前半20分に村山智彦が飛び出してボールをキャッチ。その際、シュート体制に入っていた栃木SCのMF山本廉の振りぬいた右脚が村山智彦の頭を直撃。主審は山本廉にイエローカードを提示しているが、大きな問題として周囲で議論を呼んでいる。また、他にも栃木SCの選手によるファウルが悪質なものであるという声が上がっていた。

 試合後、村山智彦は自身のSNSアカウントに「負けた奴がガタガタ言うなと思われるかもしれませんが、勝敗云々の前に選手生命に関わる事なので書かせていただきます。もちろん相手も点を取る事に必死になるのはわかります。必死とラフプレーは違います。あの場面あんなに足を振る必要があったのかなと。避けれませんか?あれは避けてくれないと…」

 「頭蹴った選手に聞いたら、監督から言われてると。あーゆー場面では足を振ると。語弊があったら嫌なのであれですが、きっと体を張れ!と言う意味合いが強いのかなと思います。でも、あれは避けてよーって思いますが 笑。下手したら死にます」とコメント。前半20分のシーンについて、危険なプレーであったと訴えていた。

 これに対して、栃木SCは25日に公式声明を発表。相手選手にとって危険なプレーの改善を図る姿勢を示す一方で、松本山雅戦でのラフプレーが監督の指示によるものではないと主張。村山智彦のコメントが誤解を生んでいると文章内に盛り込んでいた。

 この栃木SCの声明に対して、周囲から多くの批判の声が上がっているが、その中で村山智彦は改めてSNSを更新。自身のインスタグラムアカウントを通じて「昨日の僕の投稿で誤解を招いてしまってる部分があるので、きちんと説明させていただきたいと思います。監督から言われてるという部分で僕自身の説明不足、言葉足らずな表現がありご迷惑をおかけしてしまいました」

 「投稿でも書いていますが、体を張れ!という事を伝えたかったのですが伝わらずにすみません。頭を蹴れ!とか相手を怪我させろ!という意味合いは全くありません。そんなことを思う人はいないです。僕もそんな事を思ってもいませんし、他の選手もそんな事は思っていないと思います。最後まで諦めるな!球際で負けるな!そういう意味です。勘違いを生んでしまい申し訳ありませんでした。今回の件でご迷惑をかけてしまった栃木SCの関係者の皆様、誠に申し訳ありませんでした。心よりお詫び申し上げます」と謝罪。これに対して、多くのファンから村山智彦を擁護するコメントが寄せられている。