明治安田生命J2リーグの東京ヴェルディを昨季終了後に期限付き移籍期間満了に伴い退団したブラジル人FWクレビーニョは、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のCRフラメンゴで構想外となる中、ブラジル2部のクルゼイロへのレンタル移籍が決定的となったようだ。21日、ブラジルメディア『グローボ』が報じている。
クレビーニョはCRフラメンゴの下部組織在籍時の2015年にブラジルU-17代表に選出されると、2017年にトップチームへ昇格。しかし、2019年までリーグ戦での出場機会はなく、同年夏に東京ヴェルディへ期限付き移籍により加入。移籍1年目はJ2リーグで13試合に出場していたが、昨季はわずか7試合の先発出場に終わると、東京ヴェルディは150万ドル(約1億6000万円)による買い取りオプションを行使することなくシーズン終了後に退団が決まっていた。
クレビーニョはCRフラメンゴとの契約期間を今年12月まで残しているが、今季の構想から外れていたため、下部組織でのメンバーとともにトレーニングを行っている。また、今年3月にはブラジル3部のサンタクルスFCがレンタルでの獲得に向けてCRフラメンゴと交渉を行っていたが破談に終わっていた。
しかし、今月中旬にクルゼイロがクレビーニョ獲得に興味を示すと、今年12月までのレンタル移籍によりクラブ間合意に達している。また、CRフラメンゴとの契約期間満了後にクルゼイロへ完全移籍する場合には、CRフラメンゴが保有権の20%を持ち続けることになったようだ。
なお、クルゼイロは今年2月に徳島ヴォルティスへ完全移籍により加入したブラジル人DFカカとの間に給与未払い問題を抱えている。
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