ナポリ、主力DFクリバリを65億円以上で今夏放出か。バルサやプレミアリーグクラブが関心

　ナポリのセネガル代表DFカリドゥ・クリバリにはバルセロナやマンチェスター・ユナイテッドなどイタリア国外の複数クラブが関心を寄せているが、ナポリは同選手の移籍金額を設定したようだ。7日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

　クリバリは2014年にジュピラー・プロ・リーグ（ベルギー1部）のKRCヘンクからナポリに加入すると、強靭なフィジカルや足元の技術の高さなどを武器にしてレギュラーに定着。同選手を巡ってはイタリア国外のビッグクラブが獲得を狙っていると再三にわたり報じられていたもののナポリに残留。今季もここまで公式戦36試合に先発出場するなど不動のセンターバックとしてチームを支えていた。しかし、今月2日のセリエA第34節・カリアリ戦で右ふくらはぎを痛めたことにより、今季残り試合を欠場する可能性がある。

　クリバリとナポリの現行契約は2023年6月に満了を迎える。その中、ナポリ首脳陣は来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権を逃した場合に複数の主力選手を放出する方針を固めており、同選手も放出リストに含まれているものとみられる。

　また、同選手の獲得にはバルセロナやマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、リバプールが興味を示しているが、ナポリは5000万ユーロ（約65億円）以下のオファーには応じない姿勢を見せているようだ。

　なお、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は2019年に1億ユーロ（約131億円）にものぼるオファーを却下したことを以前のメディアインタビューにおいて明かしていた。