セリエA ミラン

ミラン幹部、ドンナルンマ慰留へ注力する姿勢を強調。フランス人GK獲得報道には…

マイク・メニャン 写真提供: Gettyimages

 ミランのフレドリック・マッサラSD(スポーツディレクター)はリールに所属するフランス人GKマイク・メニャンの獲得報道を否定するとともに、あくまでもイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマの慰留に努める姿勢を見せた。26日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 ミランはかねてからドンナルンマとの契約延長にむけて交渉を行っているが、代理人を務めるミノ・ライオラ氏が年俸の引き上げ、契約期間の短縮、契約解除条項の設定など様々な要求を突き付けている模様。また、先月にはミランが年俸700万ユーロ(約9億円)+ボーナス100万ユーロ(約1億3000万円)による新契約のオファーを再度提示したものの却下されていた。

 その中、イタリア国内の複数メディアはミランがドンナルンマの後釜としてメニャンの獲得にむけて選手サイドと年俸300万ユーロ(約3億9000万円)の5年契約により個人合意に達したと報じていた。

 しかし、マッサラSDは26日のセリエA第34節・ラツィオ戦の試合前におけるメディアインタビューで「ミランはつねに移籍市場に目を向けている。だが、現時点で我々はゴールキーパーの獲得するつもりはない。我々はドンナルンマとの契約延長にむけて集中しているし、彼とサインを交わす自信がある」と語っている。

 ミラン首脳陣は高額年俸を求めるドンナルンマの引き留めを続ける姿勢を崩していないが、周囲では依然として同選手退団の可能性がささやかれている。