CL/EL チャンピオンズリーグ

欧州スーパーリーグ創設でCL優勝クラブがPSGに決定か…レアルやマンCなどに失格処分の可能性

UEFA 写真提供:Gettyimages

 今季のUEFAチャンピオンズリーグではレアル・マドリード、マンチェスター・シティ、チェルシー、パリ・サンジェルマン(PSG)の4クラブが勝ち上がっているが、欧州スーパーリーグ(SL)創設の影響によりPSGの優勝に決まるかもしれない。19日、スペイン紙『マルカ』など多くのメディアが報じている。

 UEFAチャンピオンズリーグはすでに準々決勝まで終了しているが、準決勝ではレアル・マドリード対チェルシー、PSG対マンチェスター・シティの対戦カードとなっている。また、今月28、29日に1stレグが開催予定となっているほか、来月5日、6日には2ndレグが控えている。

 その中、レアル・マドリードをはじめ複数クラブによる欧州スーパーリーグが創設されたと18日に欧州各国の主要メディアが一斉に報道。レアル・マドリード、チェルシー、マンチェスター・シティを含む12クラブが現時点で参加することとなっている。

 このSL創設にはフットボールの歴史や文化をないがしろにして、ビジネス面がさらに強調されたものであるとして多くのサッカーリーグ機構や関係者から非難の声が上がっている。そして欧州サッカー連盟(UEFA)もUEFAチャンピオンズリーグをはじめUEFA主催の大会からの締め出しを行う方針を打ち出していることから、SL参加クラブに含まるレアル・マドリード、チェルシー、マンチェスター・シティが失格となるという憶測が広まっているようだ。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により開催地をはじめ多くの制限が設けられる中、ここまで熱戦を繰り広げていたUEFAチャンピオンズリーグだが、今回のSL創設報道により、多くのファンが望んでいない幕切れとなるかもしれない。