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ユベントス復帰が噂されるイタリア代表FW、PSGへの完全移籍熱望。買取OPなしのレンタルも…

モイーズ・キーン 写真提供: Gettyimages

 エバートンからパリ・サンジェルマン(PSG)へ1年レンタルにより加入しているイタリア代表FWモイーズ・キーンはユベントス復帰が噂されているが、PSGへ完全移籍により加入することを望んでいるようだ。27日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が報じている。

 キーンはユベントスでトップチーム昇格を果たした後、2019年夏にエバートンへ完全移籍。プレミアリーグ挑戦1年目で公式戦33試合に出場したものの、うち8試合でしか先発メンバーに名を連ねておらず2得点に終わるなど不本意なシーズンに終わっていた。しかし、同選手は昨夏にPSGへ1年レンタルにより加わると、フランス代表FWキリアン・ムバッペ、アルゼンチン代表FWアンヘル・ディ・マリア、FWマウロ・イカルディ、ブラジル代表FWネイマールと強力なアタッカー陣を擁する中でも公式戦22試合に先発出場して17ゴールをあげ本来のパフォーマンスを取り戻している。

 キーンの去就を巡っては、今夏に前線の戦力補強を目指すユベントスがマンチェスター・シティのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロとともにトップターゲットとしてリストアップしていると伝えられていたが、同選手はPSGにとどまることを望んでいるようだ。

 ただ、エバートンとPSGの取引において買い取りオプションは付帯されていないため、今後同選手の代理人を務めるミノ・ライオラ氏がエバートンやPSGと交渉を行うものとみられる。

 今年1月の時点ですでにPSGはキーンを完全移籍で獲得することを望んでおり、かつエバートンも完全移籍により放出を容認する構えを示しているが、今後ライオラ氏を交えた上での両クラブの交渉に進展は見られるのだろうか。