ミランやユベントスなどを率いてタイトルを獲得した過去を持つマッシミリアーノ・アッレグリ氏は、レアル・マドリードやパリ・サンジェルマン(PSG)など複数クラブからのオファーを断っていたようだ。10日、イタリア、ナポリの地元メディア『Radio Kiss Kiss』が報じている。
アッレグリ氏はサッスオーロやカリアリを率いた後、2010年夏にミランの指揮官に就任。2013/14シーズン途中まで率いて1度のリーグ優勝を果たした後、2014/15シーズンからユベントスを率いると5度のスクデット獲得に4度のコッパ・イタリア制覇、2度のUEFAチャンピオンズリーグ準優勝という成績を残していた。
同氏は2019年5月にユベントス指揮官を退任して以降フリーの身となっているが、プレミアリーグやリーガをはじめイタリア国外の複数クラブが招へいに関心を示していると伝えられていた。また、今年に入ってはローマがパウロ・フォンセカ監督の後任としてアッレグリをリストアップすると、同氏の代理人にコンタクトをとったと報じられていたが、ローマのチアゴ・ピントSD(スポーツディレクター)がこの噂を否定していた。
その中、かつてイタリア国内で多くのクラブを率いており、アッレグリ氏と親しい間柄にあるジョバンニ・ガレオーネは「彼は家族のことで深刻な問題を抱えているので、ビッグクラブからのオファーを拒否せざるを得なかった。チェルシー、アーセナル、レアル・マドリード、それにPSGからのオファーを断った」
「彼は『私はピエロではない。他のクラブに対して監督になれないと伝えた10日後に別のクラブからのオファーを受け入れることはできない』と言っていた。彼は正直、かつ紳士であり、プロフェッショナルな人間だ」とコメント。ビッグクラブからのオファーを断った背景にはアッレグリ氏の人柄や家族の問題が関係していることを明かした。
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