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ナポリ、ガットゥーゾ監督解任の可能性が再燃。今節ジェノア戦でまさかの黒星

ジェンナーロ・ガットゥーゾ 写真提供: Gettyimages

 ナポリはジェンナーロ・ガットゥーゾ監督を今季途中に解任する可能性が再浮上しているようだ。7日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

 ガットゥーゾ氏は2019年12月にナポリ指揮官に就任すると、昨季はコッパ・イタリアのタイトルを獲得。今季はここまでリーグ戦で勝ち点37を獲得しており現在6位につけているほか、コッパ・イタリアでもベスト4まで勝ち上がっている。しかし、1月24日に行われたエラス・ベローナ戦で1-3と敗れたことをきっかけに同監督の進退問題が浮上すると、周囲ではクラブ首脳陣が元ナポリ監督のラファエル・ベニテス氏やマウリツィオ・サッリ氏にコンタクトをとったという噂が駆け巡っていた。

 ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は先日、監督の去就報道に対する批判的なコメントを自身のSNSアカウントに残していたことから、シーズン中に監督交代を行う可能性が低いという見方が広まっていた。ところが、ナポリは6日に行われたセリエA第21節で残留争いを強いられているジェノア相手に敗戦。これを受けて同会長のガットゥーゾ監督に対する不満が高まっているものとみられる。

 また、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は今週なかばに行われるコッパ・イタリア準決勝2ndレグ・アタランタ戦と次節のユベントス戦の結果次第では、首脳陣がガットゥーゾ監督の解任に踏み切るという見解を示している。

 なお、ガットゥーゾ監督とナポリの現行契約は今年6月に満了を迎えるものの、現時点では契約延長を行う動きが見られない。クラブ内での緊張感が高まる中、果たしてチームは強敵相手の連戦で結果を残せるのだろうか。