
明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪への加入が発表されたベトナム代表GKダン・バン・ラムは複数クラブからオファーが届いた中でJリーグ参戦を決断した背景について明かしているようだ。3日、ベトナムメディア『Zing news』が報じている。
ロシア系ベトナム人であるダン・バン・ラムは2019年2月にベトナムのハイフォンFCからムアントン・ユナイテッドへ加入。移籍1年目から正守護神に定着すると、2020シーズンはここまでリーグ戦12試合に出場していた。しかし、移籍の噂がさかんに飛び交った12月中旬以降はベンチ外となると、年明け以降は全体トレーニングに姿を見せていない。
また、同選手の代理人がムアントン・ユナイテッド自身のSNSアカウントにおいて金融面で違反があったとして国際サッカー連盟(FIFA)の規定に基づき同クラブとの契約解除を行ったことを発表。これに対してムアントン・ユナイテッド側が反発するなど事態が混沌としている中でセレッソ大阪はダン・バン・ラム獲得を公式発表している。
同選手は母国メディアのインタビューにおいて、セレッソ大阪加入を決断したことについて「(ムアントン・ユナイテッドと)契約解除を行った後、十分な休息をとっていた。その間、代理人は交渉を重ねて多くのオファーを僕に提示してくれたよ。いくつかのヨーロッパのクラブからは興味深いオファーが届いていたけど、自分自身の能力について他の誰よりも分かっている。Jリーグでプレーすることは僕の目標のひとつだ。(セレッソ大阪からオファーが届いた後)決断するまで時間はかからなかたよ」とコメントを残している。
また、セレッソ大阪で韓国人GKキム・ジンヒョンとのポジション争いが待ち受けることについては「これから激しい競争をすることは理解しているよ。だからこそ、僕はこのような決断を下したし、コンディションも良いままだよ」と語っており、心身ともに準備ができていることを強調した。
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