レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長はFWカリム・ベンゼマが直近数年間にわたりフランス代表のメンバー入りしていないことについて言及しているようだ。31日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
ベンゼマは2009年夏にオリンピック・リヨンからレアル・マドリードへ完全移籍。加入当初はベンチを温めることが多かったが、直近数シーズンにおいては前線で必要不可欠な存在に成長。今季もここまで公式戦23試合で先発メンバーに名を連ねるなどジネディーヌ・ジダン監督から厚い信頼を寄せられている。
ただ、同選手は2015年にフランス代表で同僚の関係にあったMFマテュー・バルブエナを恐喝したとして逮捕されて以降、代表には招集されていない。これについてペレス会長は「彼がなぜ今でもフランス代表でプレーしていないのか私には分からない。カリムは優れた特徴を兼ね備えた選手だ。フランス代表にとって彼を欠くことは大きな損失であると私は思う」とコメントを残し、ベンゼマの置かれている状況に対して疑問を呈した。
なお、ベンゼマはレアル・マドリードとの契約期間を2022年6月まで残しているが、本人が現役引退間近ではなくトップレベルでのプレーが可能なうちにリヨンへの復帰を望んでいると伝えられるなど今後の動向に注目が集まっている。
コメントランキング