インテルのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンの移籍先候補として、アーセナルが再浮上しているようだ。20日、イタリア紙『トゥットスポルト』が報じている。
エリクセンはトッテナム・ホットスパーから2020年1月にインテルへ加入したものの、今季はここまで公式戦でわずか5試合の先発出場にとどまっている。また、インテルのジュゼッペ・マロッタCEO(最高経営責任者)は昨年12月下旬に行われた第14節・エラス・ベローナ戦における試合前のメディアインタビューに応じた際にエリクセンが放出候補であることを認めていた。
同選手の去就を巡っては、前トッテナム監督のマウリシオ・ポチェッティーノが指揮官に就任したパリ・サンジェルマン(PSG)やリーガで苦戦を強いられているバレンシア、古巣のアヤックスやトッテナムが移籍先候補にあがっていたものの、年俸が750万ユーロ(約9億5000万円)と高額であることもあり依然としてインテルへオファーは届いていない模様。
その中、『トゥットスポルト』はインテルがクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチのバックアップ要員を確保する必要があり、今冬のアトレティコ・マドリードからアーセナルに復帰したウルグアイ代表MFルーカス・トレイラとエリクセンのトレードが実現する可能性があると主張している。
一方、かつてサンプドリアに在籍していたトレイラにはトリノやフィオレンティーナをはじめセリエAの複数クラブが半年レンタルによる獲得を目指しているものとみられ、本人もセリエA復帰を前向きに検討しているようだ。エリクセンがインテルで受け取っている高額年俸がひとつ大きな障壁となる中、果たしてインテルはエリクセンを今冬のマーケット期間で放出することができるのだろうか。
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