プリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)のポルトに所属する日本代表MF中島翔哉は一転して今冬中東移籍がほぼ確実となったようだ。12日、ポルトガルメディア『O JOGO』や民法放送局『SIC』が報じている。
同選手は2019年夏にカタールのアル・ドゥハイルSCからポルトへ加入。しかし、昨季は公式戦13試合の先発出場にとどまると、新型コロナウイルス感染拡大によるリーグ戦中断以降は出番がなかった。また、昨夏に去就が不透明となっていた中で残留したものの、今季もここまで9試合でしかピッチに立てておらず、セルジオ・コンセイソン監督から信頼を勝ちとっていない。
中島翔哉の去就を巡っては、年明けにジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1ぶ)の強豪アンデルレヒトから半年間のレンタルによる獲得オファーが届いたものの、ポルトはこれを拒否。また、かねてから獲得に興味を示していたUAEアラブ首長国連邦のアル・アインがポルト幹部と交渉を行い、4000万ユーロ(約50億9700万円)による買い取りオプションが付帯された半年レンタルでクラブ間合意に達した一方で選手サイドは欧州圏内のクラブへの移籍を望んでいた。
しかし、同選手の代理人は『SIC』のインタビューにおいて「ポルトとともにこの問題は解決された。ポルトは彼を獲得する際に莫大な投資を行った。また、彼自身はアル・アインのプロジェクトを大いに信用しているので、アル・アインへの加入を決断した。彼の目標は(アル・アインに在籍する)半年間で良い結果を残してポルトに復帰すること、日本代表、そして東京五輪のメンバーに入るために競争することだ」と語っており、今冬の移籍期間で再び中東に舞台を移すことを認めた。
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