ヴィッセル神戸、ブラジルU20代表FWリンコウン獲得確実に！フラメンゴとクラブ間合意

　明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸はカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA（ブラジル1部）のフラメンゴからブラジルU-20代表FWリンコウンを獲得することが確実になったようだ。9日、ブラジル『globe.com』をはじめ複数メディアが報じている。

　フラメンゴの下部組織出身であるリンコウンは2017年11月に17歳でリーグ戦デビューを果たすと2019年にはブラジルU-20代表に選出。しかし、同選手はクラブとの関係が悪化しており、昨年12月からトップチームではなくU-20のトレーニングに参加している模様。また、フラメンゴとの契約期間は2023年12月まで残っているが、選手サイドは退団を望んでおり、クラブも同選手を構想に入れていないことから今冬移籍が確実視されていた。

　ヴィッセル神戸とメジャーリーグサッカー（MLS）のFCシンシナティがリンコウンの獲得オファーを提示する中、フラメンゴはヴィッセル神戸に対して2021シーズン全公式戦の50%以上に出場した場合には250万ドル（約2億6000万円）による買い取り義務が発生するという条件のもと1年レンタルによる獲得を提案。また、フラメンゴはレンタル料を50万ドル（約5200万円）に設定したものとみられるが、ヴィッセル神戸がこの条件での獲得に応じたことによりクラブ間合意に達したようだ。

　現在レアル・マドリードに在籍するブラジル代表FWビニシウス・ジュニオールとかつて比較された逸材は果たしてJリーグの舞台で本来のパフォーマンスを発揮できるのだろうか。